◆Column 【コラム】

氷温日本酒のススメ

2015/07/15

暑い時期にぴったりの、日本酒の飲み方をご紹介したいと思います。

●-12℃の日本酒

新潟県の八海山の八海醸造が提案している飲み方です。

夏の暑い時期に、氷温(-12℃程度)に冷やした日本酒をキュ~っとストレートでいただく。言ってみれば日本酒版のエキストラコールドのようなものです。とろっとした口当たりと爽やかな香り、米特有の旨味は、他のビールやハイボールなどでは味わえないものです。

 

●用意するもの

1.日本酒(1合瓶などの小さめの瓶がおススメ。)

2. 保冷バッグ

3. 保冷袋

 

●理論編

用意するお酒のタイプは、純米原酒タイプのものが最適です。理由は2つ。まずはアルコール度数が高く、凍りにくい為。一般的にアルコールの液体は、大体の目安でアルコール度数と同じくらいの数字の氷点下までは、凍結させずに冷やすことができます。アルコール度数18°のお酒であれば、-18℃位までは冷やすことができます。家庭用の冷凍庫は大体-18~20℃まで下がるので、原酒を使っていれば冷凍庫内での凍結による破裂を回避することができると思います。(冷凍庫で放置されますと、品温の低下により破裂することは十分あり得ますので、ご注意ください。)

次に味わいが濃い為。温度が下がれば下がるほど、旨味は感じ辛くなりすっきりドライな後口となります。この為、もともとの旨味が強いお酒の方が、冷やした後も味のバランスがよく、美味しく飲めます。

八海山特別純米の原酒タイプ等がおススメです!

 

●実践編

1. 準備した日本酒(1合瓶に小分けの上。)を保冷袋に入れ、封をする。

2. 保冷袋をさらに保冷バッグに入れてふたをする。

3. 保冷バッグを冷凍庫に入れ、冷やす。

4. 待つこと3~4時間ほど。

 

5. きりっと冷やした小振りのグラスに注ぐ。

6. お酒の温度が上がる前に、キュ~っといただく。

 

●まとめ

1. 氷温日本酒は、通常よりキレが増す夏向けの飲み方。

2. 向いているお酒はアルコール度数高めの原酒タイプ。

3. 凍らない程度に、冷凍庫で冷やす。

4. 晩酌の為には、昼食後に準備!

5. アルコール度数の割に飲みやすいので、飲みすぎには注意!